ザ・トレーニング
細菌検査の成績管理1—菌種名とその薬剤感受性パターンから
小栗 豊子
1
1順天堂大学病院中央臨床検査室
pp.269-271
発行日 1984年3月1日
Published Date 1984/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543203002
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細菌検査成績は実に多くの因子により影響を受ける.それは検査材料採取後の保存方法や時間の経過に始まり,次のステップである検査経過の中には,成績の良否を左右するたくさんの因子が存在している.この中には検査担当者の主観が大きく影響する部分も少なくない.このような背景のもとでの成績管理は,経験者によるダブルチェックが最も確実な方法だと思うが,このような方法はすべての施設で可能であるとは限らない.
検査担当者自身が得られた成績を見て"これはおかしい"と思い,再検できたらどうであろうか.先のダブルチェックと比べれば検査経過の部分的な管理ではあるが,精度を上げるうえでかなり役だつものと考える.
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