増刊号 現場で“パッ”と使える 免疫染色クイックガイド
1章 こんなときどうする? 免疫染色の“困った”を解決
困った④ バックグラウンドが強い
反応条件に問題がある
柳田 絵美衣
1,2
1慶應義塾大学医学部病理学教室
2慶應義塾大学医学部腫瘍センターゲノム医療ユニット
pp.972-976
発行日 2018年9月15日
Published Date 2018/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543207329
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一次抗体の濃度が高すぎる
■原理・原因
一次抗体の濃度が濃すぎると,抗原の有無に関係なく非特異的に抗体が組織や細胞上に残存してしまう.その残存した余分な抗体にも二次抗体や発色剤が反応・結合していき,非特異的な部分にもDAB(3,3’-diaminobenzidine)発色の着色が起こる.
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