疾患と検査値の推移
再生不良性貧血における血算と骨髄像の変化
臼杵 憲祐
1
1NTT東日本関東病院血液内科
pp.862-869
発行日 2018年8月1日
Published Date 2018/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543207293
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Point
●再生不良性貧血は,造血幹細胞が減少して,骨髄の低形成と汎血球減少を呈する症候群である.
●特発性と二次性の薬剤性や肝炎関連などがある.多くは造血幹細胞に対する免疫学的な障害である.
●日本における罹患率は年間100万人に8.2人であり,まれではあるが,欧米諸国に比べて数倍高い.
●診断には採血検査,骨髄検査,胸腰椎体のMRIなどが必要である.
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