増刊号 一般検査ベーシックマスター
第2部 一般検査の「質」を保つTips&Techniques
Situation 3—結果と報告
尿検査
—こんな症例と遭遇したとき,あなたならどうする?—十分な量が採れていない尿が提出された場合
西山 大揮
1
1帝京大学医学部附属溝口病院中央検査部
pp.387-389
発行日 2017年3月15日
Published Date 2017/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543206803
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Quality Controlのために
・尿一般検査では,尿定性検査に約1〜2mL,尿沈渣検査に10mL,尿生化学検査に約1〜2mLほどの尿が必要になる.
・『尿沈渣検査法2010』1)では,「尿量を原則10mLとする.尿量が少ない場合でもできる限り検査を実施し,その旨を記載する」と定められている.
・一日尿量は成人で通常800〜1,500mLほどである.
・尿量の減少する病態は,乏尿,無尿,尿閉に分類される.
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