増刊号 一般検査ベーシックマスター
第2部 一般検査の「質」を保つTips&Techniques
Situation 3—結果と報告
尿検査
迅速報告!! 尿検査のパニック値
原 美津夫
1
1日本大学病院臨床検査部
pp.384-386
発行日 2017年3月15日
Published Date 2017/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543206802
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Quality Controlのために
・現在では,生化学検査結果などが1時間弱で報告可能となり,病院における尿定性検査の重要性は薄れてきている.しかし,クリニックなどの即座に生化学検査が実施できない施設では,病態を把握するための重要なスクリーニング検査の一つであることに変わりはなく,以下のケースでは尿定性検査結果の迅速な報告が非常に有用となる.
・尿沈渣検査では緊急報告値の認識が乏しいのが現状である.しかし,患者の診療科・年齢・性別などによっては,迅速な報告が,その後の診断や治療に有用な成分が存在する.
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