増刊号 一般検査ベーシックマスター
第2部 一般検査の「質」を保つTips&Techniques
Situation 1—検体採取から検査まで
精液検査
精液を適切に採取する
青井 陽子
1
1医療法人社団岡山二人クリニック
pp.306-307
発行日 2017年3月15日
Published Date 2017/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543206782
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Quality Controlのために
精液検査の所見は,射精間隔,採取後の時間経過,温度や湿度の変化,紫外線などの影響を受ける.また,検査実施前の約3カ月間に患った発熱疾患などが影響する可能性がある.採取にあたっては遺物混入や細菌汚染を避けるため,採取前には排尿し,手洗い後,マスターベーションにて滅菌された容器に精液全量を採取する.これらを検査者は患者にきちんと説明しておく必要がある.また,受け渡しはプライバシーに注意して確実に行う必要がある.
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