増刊号 一般検査ベーシックマスター
第2部 一般検査の「質」を保つTips&Techniques
Situation 1—検体採取から検査まで
尿検査
尿を適切に採取する
佐々木 彩
1
1国家公務員共済組合連合会呉共済病院検査部
pp.284-286
発行日 2017年3月15日
Published Date 2017/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543206775
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Quality Controlのために
尿は患者にとって苦痛を伴わず簡便に採取できる検体である.しかし,尿は同じ人においても,温度や食物,水分摂取などによって成分が著しく変動するため,検査目的や患者の病態に応じて適切な採尿時間,採尿方法を選択しなければ正しい結果は得られない.また,細菌増殖により含有成分が変質しやすいため,適切な保存法を選択する必要がある.本稿では尿検体の種類および採尿時の注意点について解説する.
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