増刊号 はじめて出会う 検査画像
3章 臨床化学
6 リポ蛋白を総合的に解析するには電気泳動で
井本 真由美
1
1近畿大学医学部附属病院中央臨床検査部
pp.906-910
発行日 2016年9月15日
Published Date 2016/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543206604
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Key Sentence
■脂質異常症のスクリーニングとしては,総コレステロール(TC),トリグリセライド(TG),HDL-Cを測定し,LDL-Cは,Friedewaldの式での算出が推奨される1).
■脂質異常症が疑われたら,まず脂質異常症の表現型(Ⅰ型,Ⅱa型,Ⅱb型,Ⅲ型,Ⅳ型およびⅤ型)を同定し,原発性異常症か続発性異常症かを鑑別する.
■表現型を知るために,リポ蛋白分画を利用する.
■現在良く用いられているリポ蛋白分画法として,荷電で分離するアガロースゲル電気泳動法と粒子サイズを加味して分離するポリアクリルアミドゲル電気泳動法がある.
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