研究
濾紙電気泳動法による血清リポ蛋白定量
山田 正明
1
,
横山 和子
1
,
斉藤 友子
1
1横須賀共済病院臨床検査科
pp.223-225
発行日 1967年3月15日
Published Date 1967/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542917138
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
1.はじめに
濾紙電気泳動により血清リポ蛋白を定量するには,濾紙上に泳動したリポ蛋白を染色する後染色法と,血清リポ蛋白と染色液とを予め結合させた後に,濾紙上に添加して泳動分析する前染色法とがある。前者にはSudanBlack BをはじめとしてSudan Black BとBlueBZL Cibaの混合色素1)2),Sudan III3),Sudan IV4),oil red O5),Fat red 7 B6)等の脂肪と親和性のある染色色素,後者にはSudan Black Bまたは,AcetylatedSudan Black B7)〜10)を用いている。
これら染色法に関する研究報告は数多くあるが,その内でも色素を溶かす場合の溶媒に関する報告も少くない11)〜14)。
Copyright © 1967, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.