増刊号 はじめて出会う 検査画像
3章 臨床化学
2 CKアイソザイム分析でマクロCKを疑うアノマリーバンド
星野 忠
1
1日本大学医学部病態病理学系臨床検査医学分野
pp.888-891
発行日 2016年9月15日
Published Date 2016/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543206600
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Key Sentence
■免疫阻害法でクレアチンキナーゼ(CK)-MB活性が高値かつCK-MB/CK活性値比が0.25以上の場合はCKアイソザイム分析を行う.
■CKアイソザイム分析でCK-MMバンドの前後にアノマリーバンドが出現した場合はマクロCKを疑う.
■マクロCKにはマクロCKタイプ1とタイプ2の2種類がある.
■マクロCKタイプ1は疾患特異性が低いが,マクロCKタイプ2は悪性腫瘍で出現頻度が高い.
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