技術講座 生理
—step up編—リウマチの画像診断—超音波検査法を用いた関節所見
佐川 昭
1
1医療法人社団佐川昭リウマチクリニック
pp.306-312
発行日 2016年4月1日
Published Date 2016/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543206400
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Point
●2013年のEULARで,日常臨床におけるRAの画像検査についてのrecommendationsが発表され,①RAの診断,②炎症と関節破壊の検出,③RAの予後,予測,治療反応性,④疾患進行のモニタリング,⑤臨床的寛解の画像評価の点で,MRIとともに特に超音波検査の有用性が強調された.
●患者に優しい検査である.非侵襲性で,患部に触れ,症状を聞きながら診ることができる.関節内炎症の程度がリアルタイムですぐわかる.
●患者の手指関節病変(骨表面の不整,滑膜肥厚,関節液の貯留)も十分に把握でき,MRIの所見ともほぼ一致する.
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