技術講座 生理
—step up編—副甲状腺の超音波検査
岡村 康子
1
1独立行政法人国立病院機構千葉東病院臨床検査科
pp.212-216
発行日 2016年3月1日
Published Date 2016/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543206369
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Point
●超音波検査は簡便・安価で非侵襲的であり,副甲状腺(PTG)の画像検査で第一選択肢となっている.
●正常のPTGはサイズが小さく通常は超音波像として観察することが困難であり,超音波検査でPTGが描出されれば,腫大しているといえる.
●PTGは位置異常が多いので,検査時には頸部をよく伸ばしてもらい,鎖骨下などを広く観察する.
●PTGが描出されたら,その数と位置,サイズ(体積)を記録し,ドプラ法にて血流状態の確認をすることが大切である.
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