ワンポイントアドバイス
酸化法を用いた尿試験紙法ビリルビン検査の偽陽性確認試験法のポイント
永野 勝稔
1,2
,
大野 明美
2
1東京医科歯科大学医学部附属病院検査部
2慶應義塾大学病院中央臨床検査部
pp.158-159
発行日 2016年2月1日
Published Date 2016/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543206347
- 有料閲覧
- 文献概要
- 参考文献
はじめに
ジアゾカップリング法を用いた尿試験紙法のビリルビン検査は,血尿,濃縮尿などの尿の性状や薬剤の影響を受けやすく,偽陽性を示すことが多いため,より特異性の高い確認試験が必要とされている.これまで確認試験として多くの施設で用いられていた簡便かつ鋭敏なイクトテスト(シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティックス社)の代替となる,酸化法を測定原理とするWatson-Hawkinson法を改良した確認試験(以下,Watson-Hawkinson法改良法)を考案したので紹介する.
Copyright © 2016, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.