技術講座 血液・遺伝子・染色体
シリーズ 造血器腫瘍の診療を支える 遺伝子・染色体検査・1
白血病・リンパ腫の診断に利用される遺伝子・染色体検査法
松田 和之
1
1信州大学医学部附属病院臨床検査部遺伝子・染色体検査室
pp.594-599
発行日 2015年7月1日
Published Date 2015/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543205966
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Point
●遺伝子・染色体検査は,①腫瘍性の判断,②腫瘍細胞の起源の判断,③病型診断,④病期評価,⑤微小残存病変評価,⑥移植後生着・再発評価など,診断時,治療中,移植後,全てにおいて利用されている.
●分染法,FISH法,PCR法を用いることで,染色体,ゲノムDNAおよびRNAの各レベルでの検査が可能である.
●間期核を用いるFISH法やゲノムDNAを用いる免疫関連遺伝子再構成検査では,新鮮材料のみでなく,さまざまな染色・固定標本を材料として利用できる.
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