検査ファイル 機器
電顕用自動包埋器
引野 利明
1
,
福田 利夫
1
1群馬大学医学部第二病理学教室
pp.996-997
発行日 1989年6月1日
Published Date 1989/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543205624
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はじめに
病理学的な診断や研究には電顕的手法が今や不可欠となっている.
組織を切り出した後,固定,脱水,さらに置換や樹脂の浸透を行う操作はその後の薄切や染色性の良悪に影響し,観察に適したよい標本を得るうえで重要な作業である.従来では自動化の遅れもあって,これらの操作はほとんど手作業に頼らざるをえなかった.今日では,時代のニーズもあって,これらの操作を自動的に処理できる便利な自動包埋器が開発され,普及されるようになり,作業の能率を高めている.
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