技術解説
自動包埋装置の使い方
金子 仁
1,2
,
萩島 寿子
1
,
朝隈 蓉子
3
1国立東京第一病院病理
2日本医科大学病理
3老人病研究所
pp.414-420
発行日 1967年6月15日
Published Date 1967/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542916153
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はじめに
自動包埋装置の原理は脱水,透徹,包埋を機械的に行なうというだけのことで,固定や切り出しについては今まで言われてきたことと少しも変りはない。ただ従来ピンセットで組織をつまんで,一つ一つ漸強アルコールを通したり,中間剤を通したりする時は,いちいち組織を検べながら次の操作に移ったが,自動包埋装置では,いちいち組織をチェックすることができないし,脱水,透徹の行なわれるのは大体夜中であるので,完全な前処置が必要である。
そこで自動包埋装置を使う場合のセットの仕方について,"固定","切り出し"から順を追って記載する。
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