技術講座 細菌
Legionellaの分離と同定
中浜 力
1
,
黒川 幸徳
2
,
副島 林造
3
1川崎医科大学検査診断学
2川崎医科大学附属病院中央検査部
3川崎医科大学呼吸器内科
pp.961-966
発行日 1989年6月1日
Published Date 1989/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543205612
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サマリー
レジオネラ症はわが国においても年ごとにその報告数は増加しており,またLegionella属の分離は診断,治療に直接影響することからも,検査室においては日常検査の一つとして臨床側のニーズに即応する必要性が高まっている.本稿ではまず分離培地の特徴や低pH法(low-pH treatment)の効果などの基本的な分離・同定法を解説するとともに,最近開発されたDNAプローブ法によるLegionella属の同定法ならびに迅速診断法を紹介した.
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