今月の主題 PCRを用いた病原微生物の検出
技術解説
Legionella pneumophila
比嘉 太
1
,
小出 道夫
1
,
草野 展周
2
Futoshi HIGA
1
,
Michio KOIDE
1
,
Nobuchika KUSANO
2
1琉球大学医学部第一内科
2琉球大学医学部検査部
キーワード:
Legionella pneumophila
,
レジオネラ肺炎
,
nested PCR
,
臨床診断
,
環境調査
Keyword:
Legionella pneumophila
,
レジオネラ肺炎
,
nested PCR
,
臨床診断
,
環境調査
pp.144-148
発行日 1993年2月15日
Published Date 1993/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901425
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Legionella pneumophilaは肺炎の重要な起炎菌の1つであるが,菌の分離培養が非常に困難であり,抗体を用いた検査でも交叉反応が問題となる.PCR法は高い感度と特異性を有しており,臨床検査において有力な検査法の1つとなることが期待される.筆者らの行っている二段階PCR法は1個のLegionella菌まで検出可能で,判定までの時間は12時間であった.臨床検体および環境検体(冷却塔水)からの検出においても本法の有効性が確認された.〔臨床検査37(2):144-148,1993〕
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