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一酸化炭素レーザーによる冠状動脈形成術
菊地 眞
1
1防衛医大医用電子工学
pp.517-518
発行日 1989年5月1日
Published Date 1989/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543205603
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最近,血管形成術(angioplasty)の進歩が著しい.末梢動脈の治療を対象としたもののほかに,冠状動脈のアテローム硬化・閉塞の積極的治療法としても注目されている.
臨床的には従来からPTCR(経皮的冠状動脈再開術)やPTCA(経皮的冠状動脈形成術)が行われているが,後者は再狭窄発生率が高く,また完全閉塞例に適用できないなどの欠点があり,より優れた手法の開発が望まれていた.これに対し,微細径で柔軟な光ファイバーを血管内に挿入し,これにレーザーを導光してアテロームを蒸散・除去するレーザー血管形成術(laser angioplasty)が考え出され,強い期待が寄せられている.
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