自慢の職場
自治医科大学付属病院臨床病理部
岩田 弘
1
1自治医科大学臨床病理部
pp.434-435
発行日 1981年5月1日
Published Date 1981/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543205327
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1974年4月に開院した自治医科大学付属病院は,開院以来7年が経過しようやく伝統ある他の私立大学病院の規模に追いつきつつある.今後は質的向上を計らねばならない時期に至っている.臨床病理部では全体の検査精度を高める一つの方策として,検体検査部門のシステム化を進めてきた.特に検査以前の精度管理である事務的作業で起こる単純な間違いを,いかに防ぐかを基本として構築した,そのためには,完全な患者IDの導入が必要であることから,私どもは日本システムハウスと共同で約4年間の開発期間をかけ,完全な患者IDを中心とした個人識別総合臨床検査システム(Personal ID Clinical Laboratory System;PICLS)を完成した.1979年4月より本稼動を開始,既に2年間順調な稼動を続けているので,このPICLSについて紹介する.
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