病院建築・80
愛知医科大学付属病院の外来診療部
板場 三四
1
,
宮下 武義
1
1鹿島建設建築設計本部
pp.65-69
発行日 1976年2月1日
Published Date 1976/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541205831
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全体計画
歴史に名高い愛知県長久手の里,周辺部の田園地帯を見おろす丘陵の一角に,昭和48年愛知医科大学の諸施設が完成した.
教育研究の場としてまた地域医療に奉仕する治療の場としての全体計画の中でまず考えられたことは,与えられた自然条件を破壊することなく(特にわずかばかり残された緑を)保存し,以前にも増した環境を作ること,キャンパス計画の中で敷地に隣接する用水池(立石池と呼ばれている)をランドマークにして複雑な地形を有効に利用することであった.また,名古屋および周辺部はかなり以前から交通網主体は車の利用である関係上,駐車場の確保,およびスムースな流れを考慮することなども重要な要素であった.
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