感染症の検査法 Ⅲ 検査法各論
[2]染色法
5)墨汁法
高橋 長一郎
1
1山形大学医学部附属病院検査部
pp.695-696
発行日 1989年5月15日
Published Date 1989/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543205014
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これは陰性染色法(negative stain)ともいわれる方法で,バックグラウンドを墨汁1)またはニグロシン2)で黒染し,その中に染色されない微生物,その他を透かして見る方法で,スピロヘータ類の形態や有莢膜菌の観察によく利用される(図3).ここでは臨床検査室で比較的利用される機会の多い,Cryptococcusの莢膜検出について述べる.
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