感染症の検査法 Ⅰ 最近話題の感染症病原微生物
[1]細菌
3 嫌気性菌
中村 功
1
,
国広 誠子
2
1山口県立中央病院内科
2山口県立中央病院中央検査部
pp.549-554
発行日 1989年5月15日
Published Date 1989/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543204980
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はじめに
ヒトの皮膚,粘膜の常在菌叢の主要な構成員である嫌気性菌は,内因感染症ないし日和見感染症の病原菌として無視できない存在である.
近代的手法を取り入れて改訂された "Bergey's Manual of Systematic Bacteriology" のVol. 1(19841))とVol. 2(19862);以下,『新版』と略す)で嫌気性菌は,従来のBergey's Manual第8版(1974)と比較すると,分類,命名にかなり変化がみられ,われわれは速やかに対応しなければならない.
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