検査ファイル 用語
large granular lymphocyte
押味 和夫
1
1東京女子医科大学血液内科
pp.176-177
発行日 1988年2月1日
Published Date 1988/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543204413
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[1]概念
抗原による感作を必要とせずにある種の標的細胞を障害することのできるリンパ球が末梢血中に存在することが機能的に推定され,natural killer(NK)細胞と呼ばれるようになった.1979年Sakselaらは,NKに感受性を示す標的細胞に付着するのが,胞体にアズール顆粒を有する大型のリンパ球であり,このリンパ球がNK細胞であることを証明した1).彼らはこの大型細胞をlarge granular lymphocyte(LGL)と名づけた(図).ここでlargeはlymphocyteを形容する.つまり顆粒が大きいという意味ではなく,リンパ球が大きいという意味であることに注意してほしい.
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