コーヒーブレイク
老人講話の難しさ
S.T.
pp.1416
発行日 1987年12月1日
Published Date 1987/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543204364
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医学生,臨床検査学生,看護学生,医療秘書学生など学生の講義のほか,医師会,臨床検査技師会,諸会社,諸団体などからの講演の依頼が多くなったが,老人対象の医療講話ほど難しいものはない.
あまり大きくない部屋でもマイクがつけてあって,どんな小さな声で話しても聞こえるような会場で,かなり大きな声で話をしても聞こえないという方がおられるし,とくに,早口でなるべく多くのことを話そうと思ったり,理論的に話そうと思って講演すると,大抵失敗する.どうやら,漫才式に,面白おかしく,笑わせながら,ゼスチャーたっぷりに話さないと印象にも残らないし,よい講演とは言われないようである.
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