技術講座 病理
軟部腫瘍鑑別診断のための染色
台丸 裕
1
1九州大学医学部病理学教室
pp.1379-1382
発行日 1987年12月1日
Published Date 1987/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543204348
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軟部組織に発生する腫瘍および腫瘍状病変は極めて多種類があり,しかも一人の病理医が経験する病変の例数は限られている.したがって,その組織診断はしばしば困難なことが多く,電子顕微鏡,組織化学,免疫組織化学など特殊検査法の診断への応用が必要となる.
ここでは,私どもの教室で軟部腫瘍の収集に当たり日常行っている材料の処理や染色法について解説し,さらに組織診断上の注意点についても述べてみたい.
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