技術講座 一般
尿沈渣のための採尿法
稲垣 勇夫
1
1木曽川病院検査科
pp.1383-1387
発行日 1987年12月1日
Published Date 1987/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543204349
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尿検査を行ううえで尿の採取は,誤差や過誤を生じないようにするために,慎重にかつ適切に行われなければならない.
各種多様な検査項目があるが,検体採取そのものについてわれわれは直接タッチしないことが多く,注意を怠りやすい.特にスクリーニング検査ということで,尿の採取についてはとかく患者まかせで採尿についての注意点を忘れがちである.正しく採尿されなかった場合,検査結果に重大な誤りをもたらす可能性がある.採尿そのものは単純な作業であり,尿を使用する検査の目的に応じて採尿の方法は異なってくる.
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