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レセプター病
森 徹
1
1京大分子病診療学
pp.861-862
発行日 1987年6月1日
Published Date 1987/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543204194
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ホルモンなど活性物質は,細胞の特異的なレセプターに結合して,その作用を細胞に伝達する.レセプターに異常があると,物質が血中に存在しても作用が発揮されず病的状態を起こす.このような疾患をレセプター病と呼ぶ.最近の進歩によって,既知のレセプターについては遺伝子工学やモノクローナル抗体の利用によって,次々とその構造や機能の詳細が解明されている.また,レセプターの概念も広く考えられるようになり,新しい疾患や病態が注目されつつある.
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