学会印象記 第47回日本血液学会総会
日常性の中の進歩
大竹 順子
1
1順天堂大学病院中検
pp.777
発行日 1985年8月1日
Published Date 1985/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543203430
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第47回日本血液学会総会が1985年4月12(金)〜14日(日),東京において小宮正文会長の下で開催された.会場は日本都市センター(第1〜11会場),全共連ビル(第12会場〜20会場)であり,20会場にも及ぶ多数の演題が発表された.プログラムの内容は一般演題661題,シンポジウム4題,特別講演8題,招請講演2題,宿題講演2題,および661題の一般演題の中で同一テーマに集中したものを集め,集中討議4題という構成であった.
第1日目は,集中討議を除く一般演題が口演と示説で発表された.演題数多数のためか示説は同一会場で午前,午後と示説が異なり,参加者にとって発表を聞く時間配分が難しく思われた.一般演題は白血病に関するもの,従来あまり取り上げられなかったリンパ球以外の好中球,単球に関するもの,造血幹細胞,鉄代謝,貧血,凝固線溶関係の臨床例と基礎,特に血小板に関する演題が目についた.
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