検査法の基礎理論 なぜこうなるの?
骨・軟骨の二重染色
伊藤 美武
1
,
田中 宏
1
,
青木 重久
1
1愛知医科大学第2病理学教室
pp.229-233
発行日 1985年3月1日
Published Date 1985/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543203287
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骨と軟骨は解剖学的に相接して存在し,発生学的にも密接な関連のもとに成長するので,骨・軟骨を同時に比較・研究する場合が多い.しかし従来,骨と軟骨のそれぞれを明瞭に染め分ける二重染色法については,十分な検討がなされていなかった.そこで,我々は従来から行われている骨染色と軟骨染色法について各種の条件の組み合わせを検討し,骨と軟骨が明瞭に染め分けられる条件を見いだした.
本稿では,これら従来の染色法の理論的概略を説明し,次にこの骨・軟骨二重染色法を紹介する.
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