検査法の基礎理論 なぜこうなるの?
ホモジナスイムノアッセイの原理
遠藤 雄一
1
,
宮井 潔
1
1大阪大学臨床検査診断学
pp.21-25
発行日 1983年12月1日
Published Date 1983/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543202942
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ホモジナスイムノアッセイとは何か
ラジオイムノアッセイ(radioimmunoassay;RIA)やエンザイムイムノアッセイ(enzyme immunoassay;EIA)で代表されるイムノアッセイは,その測定系の違いにより大きく二つのカテゴリーに分類することができる.その一つがホモジナス(homogeneous)法であり,他の一つがヘテロジナス(heterogeneous)法と呼ばれる方法である.
イムノアッセイを用いて抗原を測定する場合,抗体に結合した抗原(Bound;B)と抗体に結合せず遊離の形で存在する抗原(Free;F)を何らかの方法により認識し区別して定量する必要がある.
Copyright © 1983, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.