病気のはなし
気管支喘息
本間 日臣
1
1順天堂大学内科
pp.696-700
発行日 1983年8月1日
Published Date 1983/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543202820
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気管支喘息とは
種々の刺激に対する気管・気管支の反応性が亢進し,広汎な気道狭窄がおこる疾患である.この気道狭窄は可逆性であり,自然または治療により変化するもので,気管支炎,肺気腫,心血管病変による気道狭窄を除く.
以上が気管支喘息の定義である.気道狭窄は,気管支に分布している気管支平滑筋の攣縮によって生じ,このとき気道が狭くなるのでヒューヒューまたはゼーゼーという喘鳴がきこえ,患者は呼吸困難を訴える.
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