ザ・トレーニング 検定法
1 平均値の差に関する検定
鈴木 政登
1
1東京慈恵医科大学臨床検査医学
pp.479-481
発行日 1983年5月1日
Published Date 1983/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543202774
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われわれはある限られたサンプル(標本)について実験をし,それから導びかれた法則性を,いわゆる母集団に帰属させようとするのである.したがって,実験結果を議論する場合,その結果が統計学的処理を経ていることが前提であり,単に算術的に一方の平均値が大きいからといって"差がある"とか"優れている"などの判定はできない.また,統計学的に有意な差があったとしてもその中には危険率何パーセントかの確率で偶然の結果も含まれていることを忘れてはならない.
ここでは,平均値の差に関する検定について述べることにする.
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