自慢の職場
ユニークな地域医療を実践—佐久総合病院中央検査室
山下 隆造
1
1佐久総合病院中央検査室
pp.982-983
発行日 1981年12月1日
Published Date 1981/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543202409
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国鉄・信越本線の小諸駅で小海線に乗りかえ,右手に雄大なコニーデ型三重式活火山の浅間山を見ながら約30分で臼田駅に到着(つく).駅を出て5分,島崎藤村の詩で有名な千曲川に達すると,河畔に忽然と7階建の私たちの病院が浅間山と並んで見えてくる.
佐久総合病院は"農民のための病院"として,昭和19年1月ここ長野県南佐久郡臼田町に開設された.以後37年,山間の地にあって,"農村医学""プライマリー・ケア"の実践を志ざし,現在ベッド数941床,1日平均入院患者約850人,外来患者約1,100人の診療に従事するとともに,第一次から第三次にわたる夜間・休日の救急・緊急医療と,中核病院としての"僻地への医療の供給",長野県全域に及ぶ集団健康スクリーニングなど,ユニークな地域医療を展開している.
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