検査法の基礎理論 なぜこうなるの?
臨床検査における分析誤差とその管理法—χsRs-R管理図法の適用
細萱 茂実
1
,
金井 正光
2
1信州大学付属病院中央検査部
2信州大学中央検査部
pp.145-150
発行日 1981年2月1日
Published Date 1981/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543202213
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一般に,真値(標準値を真値とみなすこともある)μの試料を測定した結果が変量Xであったとする.このとき,変量Xと真値μとの差が誤差ε=X-μである.したがって,誤差が小さいほどその分析法は良い状態にあると言える.
誤差の原因には操作ミスや事務的過失などの検査室過誤も含まれるが,一般に誤差は,系統誤差と偶然誤差の二つに分けて考えることができる.
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