技術講座 生化学
検量線の作り方 Ⅱ
大森 昭三
1
1東京逓信病院第二臨床検査科
pp.961-966
発行日 1978年12月1日
Published Date 1978/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543201747
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前号では最も基本的な検量線のかき方やその際必要になる二,三の基礎知識について概略の説明を行った.
前にも述べたように,検量線は物質濃度と吸光度の関係をグラフに示したもので,理論的には反応原理や測定条件が同一であれば"いつでも""どこでも"同じ検量線が得られるはずである.しかし,実際には各検査室で用いられている試薬の組成や装置の性能などに幾分違いがあるので,直線となるべきはずのものが曲線を描いたり,その傾きがいろいろに変わったりする.
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