二級試験合格のコツ
脳波
村崎 義紀
1
1慈恵医大病院中検
pp.301-304
発行日 1977年4月1日
Published Date 1977/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543201335
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脳波における実技試験の大きなポイントは,与えられた条件のもとでいかに正確な記録を行うかということで,全般にわたっての基本的な知識はもちろん,豊富な経験を通しての熟達した技術が要求される.また,試験に用いられる機種は従来の真空管型から全トランジスタ型に変わり,操作手順もかなり簡略化されているため,機械の調整については昔ほどの煩雑さはなく,むしろ試験の対象は,記録途中に生じる種々のトラブルをいかに手際よく処理するかといったような点に向けられ,日常検査の中で会得した基本操作力応用性が大きく問われることが多い.
以下,細かい点については,一連の操作過程に従って図説を通して説明を加えていくが,これはあくまでも要点をピックアップしただけに過ぎず,毎年変わる試験会場,機種の変更及び,試験委員の判断などにより試験内容も変わることがあるので,この点も十分考慮のうえ,受験に臨まれることを希望する.
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