実習日誌
現場実習を終わって
久原 節子
1,2
1川崎医療短大
2川崎医大病院
pp.204
発行日 1976年3月1日
Published Date 1976/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543201014
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私達第1回生28名は,机上より実際をという信念で組まれたカリキュラムに従い,2年次には2人1組が午前中は現場実習と称し中検の各部署を,午後は個人別に組み分けられたスケジュールに従って細菌,化学など11部署の実習をローテーションしました.
特に午前中の現場実習は,朝の清掃と器具の洗浄に始まり,検体受け付けや試薬調製などルーチンワークの一つ一つをまかされます.先端のとんだピペット,口の欠けたシリンダーなども捨てることは許されず,おかげで検査器具は丁寧に大切にという心構えが自然と学生全体に行き渡り,検体の取り扱いの重要性も身をもって痛感させられた毎日でした.
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