技術講座 細菌
滅菌試験管の作り方とその使用法
小栗 豊子
1
1順大病院中検
pp.66-67
発行日 1973年5月1日
Published Date 1973/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543200151
- 有料閲覧
- 文献概要
微生物検査ではほとんどの場合滅菌試験管が用いられる.以前は綿栓が用いられていたが,最近は金属またはプラスチック製のキャップがこれに代わりつつある.しかしこれらのキャップは試験管との間から水分が蒸発し内容の濃縮される度合いが激しいので,ある程度長期保存を必要とするものには綿栓試験管が用いられている.綿栓試験管はその用途も広く,作成方法が悪いと能率が低下するのみならず,雑菌汚染が起こったり,培地作成の場合は滅菌の操作中に水が吸い込まれるなどの失敗を招くので,1本1本完全なものを作らなければならない.
Copyright © 1973, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.