技術講座 血液
―step up編―骨髄異形成症候群(MDS)における形態異常
通山 薫
1,2
1川崎医科大学検査診断学
2川崎医療短期大学臨床検査科
pp.1212-1219
発行日 2014年10月1日
Published Date 2014/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543104488
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Point
●血球異形成判定のためには適切・良好な染色標本を確保することが必須である.
●アトラスなどを熟読して,異形成について十分な知識を得ておくことが重要である.知らない形態異常は見えないからである.
●WHO分類,改訂IPSSのような国際的な分類・診断基準を運用できるようにする.
●厚生労働科学研究費補助金難治性疾患克服研究事業 特発性造血障害に関する調査研究班による「形態学的異形成に基づく診断確度区分」にのっとった判定法を習得するよう心掛ける.
●近年注目されている骨髄異形成症候群(MDS)の分子病態についても理解を深める.
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