技術講座 血液
骨髄異形成腫瘍(MDS)検査のコツ
澤田 朝寛
1
1順天堂大学医学部附属浦安病院臨床検査医学科
pp.1179-1184
発行日 2024年12月1日
Published Date 2024/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543209490
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Point
●骨髄異形成腫瘍(MDS)は,芽球増加や血球形態異常(dysplasia:異形成)に伴う血球減少が最大の特徴です.
●MDS診断は,遺伝子異常を除いて芽球や正常の血球形態と異なる異形成について判別が必要など形態学的評価が必要であり,検鏡者の熟練技能が求められます.
●異形成の判別には検鏡者の熟練技能が求められるため,施設内および施設間差の是正のために適切な教育研修プログラムの確立が必要です.
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