増刊号 超音波×病理 対比アトラス
6章 肝胆膵脾
2 肝内胆管癌―50歳代女性
内藤 善哉
1
,
許田 典男
1
,
山初 和也
1
1日本医科大学統御機構診断病理学
pp.1087-1089
発行日 2014年9月15日
Published Date 2014/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543104457
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症例の概要
50歳代,女性.人間ドックで,癌胎児性抗原(carcinoembryonic antigen,CEA)297.4ng/mL(基準値5ng/mL以下)や糖鎖抗原19-9(carbohydrate antigen,CA19-9)12,000U/mL(基準値37U/mL以下)などの腫瘍マーカーが異常高値を示したため,精査目的で紹介入院となった.入院後,画像検査で肝S4に腫瘤を指摘され,肝左葉切除術およびリンパ節郭清術が施行された.腫瘍は肉眼的には3.5cm大の結節型胆管細胞癌で,組織学的には粘液癌成分を含む中分化型腺癌であった.
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