技術講座 生理
新生児聴力検査
太田 有美
1
1大阪大学大学院医学系研究科 耳鼻咽喉科・頭頸部外科
pp.850-855
発行日 2014年9月1日
Published Date 2014/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543104382
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Point
●スクリーニング検査として自動聴性脳幹反応(AABR),耳音響放射(OAE),精密検査として聴性脳幹反応(ABR),聴性定常反応(ASSR)がある.
●スクリーニング検査で“要再検査(refer)”となった場合,精密検査施行病院に紹介するが,“要再検査”となっても直ちに聴覚障害があると判断できるものではない.
●ABR,ASSRを行う場合,安定した睡眠下で電極の接触抵抗を少なくし,電気的アーチファクトが入らないようにして検査を行う.
●いずれの検査も結果の説明は医師によって行う.
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