技術講座 一般
尿沈渣における血球形態
宿谷 賢一
1
,
田中 雅美
1
,
下澤 達雄
1
1東京大学医学部附属病院検査部
pp.382-386
発行日 2013年5月1日
Published Date 2013/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543103916
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新しい知見
国内の尿中赤血球形態の判定基準はかつて,日本臨床検査標準協議会(Japanese Committee for Clinical Laboratory Standards:JCCLS)尿沈渣検査法検討委員会による「判定基準試案(2005)」が『血尿診断ガイドライン』に掲載され,具体的に取り上げられた.近年では,尿沈渣検査法GP1-P4の付記として「尿中赤血球形態の判定基準(2010)」が『尿沈渣検査法2010』に掲載された.白血球については,1995年に日本臨床衛生検査技師会から尿沈渣検査法が発刊されたことによって国内の尿沈渣鏡検の技術は著しく向上し,日常検査においても白血球分画が可能となった.
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