増刊号 この検査データを読めますか?―検査値から病態を探る
Ⅶ 感染症
3 発熱と耳下腺腫脹をきたした幼児2例《流行性耳下腺炎》
内田 正志
1
1社会保険徳山中央病院小児科
pp.1156-1161
発行日 2012年9月15日
Published Date 2012/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543103712
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Ⅰ.症例
1.症例1
2歳9か月の女児が発熱と右耳下腺腫脹を主訴に受診した.
現病歴:受診前日の朝から38.5℃の発熱と右耳下腺の腫脹が出現した.その後も高熱が持続するため受診した.5歳の兄が2週間前に流行性耳下腺炎の診断を受けている.
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