増刊号 この検査データを読めますか?―検査値から病態を探る
Ⅳ 腎・泌尿器疾患
4 尿蛋白陽性,腎機能障害をきたした51歳の男性《糖尿病性腎症》
村上 太一
1
,
土井 俊夫
2
1Kidney Disease Section, National Institute of Diabetes and Digestive and Kidney Disease, National Institutes of Health
2徳島大学医学部・大学院病態情報医学講座腎臓内科学分野
pp.1037-1043
発行日 2012年9月15日
Published Date 2012/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543103694
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Ⅰ.症例
51歳の男性.半年前より持続性する蛋白尿,血清クレアチニン上昇のため近医より紹介となった.
現病歴:41歳時に糖尿病と診断され,49歳で糖尿病性網膜症に対し光凝固術を施行されている.特記自覚症状はなし.
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