技術講座 生理
シリーズ 骨と関節の超音波検査・3
下肢の超音波検査
髙橋 周
1
1東あおば整形外科
pp.778-784
発行日 2012年9月1日
Published Date 2012/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543103637
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新しい知見
運動器の画像診断には,単純X線,CT,MRIが用いられてきたが,近年の著しい技術開発により超音波診断装置がデジタル化され,高周波プローブが出現したことによって,CT,MRIを上回る高分解能画像が容易に得られるようになった.これによりリアルタイムに運動器の損傷状態,動態,血流,などを評価することができるようになり,運動器の超音波検査が注目されている.超音波診断装置は移動性に優れ,診察室や検査室内だけでなく病室や往診先での検査,手術室での神経ブロック時の使用,スポーツ現場での活用1~3)などさまざまな分野・場面で使用できる.また,エラストグラフィという新しい技術を用いると,組織弾性も評価することが可能となった.
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