技術講座 生理
下肢静脈瘤における超音波検査のポイント
秋山 忍
1
1東京医科大学病院心臓血管外科Vascular Lab
pp.620-628
発行日 2023年6月1日
Published Date 2023/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543209006
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Point
●下肢静脈瘤の診断にかかわる解剖,分類を覚えましょう.特にCEAP分類の臨床分類は,手術適応を決める材料となりますので大切です.
●検査体位,高さを工夫するなどし,患者・検者ともに負担の少ない検査を心掛けます.標準的評価法をもとに,短時間で評価していくことが必要です.
●表在静脈の検査においては,プローブの重さも血管圧迫の原因となります.検査時はエコーゼリーを多めに使い,血管をつぶさないように検査します.
●レポート記載は,検査所見と,そこに対応する画像が必要になります.逆流の始点・終点や,穿通枝逆流など,ポイントとなる画像をしっかり残しましょう.
Copyright © 2023, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.