座談会 21世紀の臨床検査
特定健康診査における検査の実際と課題
山門 實
1
,
中川 徹
2
,
加藤 隆則
3
,
桑 克彦
4
1三井記念病院総合健診センター
2株式会社日立製作所日立健康管理センタ放射線診断科
3株式会社日立製作所水戸総合病院検査技術科
4独立行政法人産業技術総合研究所計測標準研究部門バイオメディカル標準研究室
pp.52-61
発行日 2010年1月1日
Published Date 2010/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543102726
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わが国の平均寿命は世界でも高い水準にある.しかし,高齢化の急速な進展に伴い疾病構造も変化し,疾病全体に占める虚血性心疾患,脳血管疾患,糖尿病などの生活習慣病の割合は増加している.このような背景のもと,2005年に取りまとめられた「医療制度改革大綱」に基づき法案化された「健康保険法等の一部を改正する法律」によって,2008年4月から医療保険者に,40~74歳の被保険者および被扶養者を対象とした健康診査(特定健康診査)と保健指導(特定保健指導)の実施が義務づけられた.本座談会では,スタートから2年あまりが経過した特定健康診査における臨床検査の実際と課題,および今後期待される新しい検査項目について語っていただく.
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