特集 21世紀に向けての老人保健事業
基本健康診査の課題と目標
柳川 洋
1
1埼玉県立大学
pp.617-620
発行日 1999年9月15日
Published Date 1999/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401902141
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昭和57年度に老人保健法が制定されて以来15年以上経過した.循環器疾患を中心とする生活習慣病予防を目的として位置づけられた基本健康診査(一般健康診査)の実施については,過去数回にわたる見直しにより,内容の充実および質の向上が図られたが,平成12年度から導入される介護保険制度との関連および人口の老齢化に伴う疾病構造の変化を考慮に入れた見直しを行い,より有効な実施方式を考える時期がきた.
本稿は平成10年度厚生省老人保健事業推進事業による「現行の基本健康診査・総合健康診査の実施方法に関する研究班」が実施した研究成果を要約したもので,研究組織は表1に示すとおりである.
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